英検はいつから始めればいい?計画的に取得すれば受験でもこんなに有利!

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子どもが将来高校や大学受験に臨む際に少しでも有利にしてあげたいと思いませんか?

実は「英検」は、高校受験や大学受験でも役に立ちます。

最近は高校入試や大学入試が多様化しており、英検を取得していることで英語科目の点数が優遇されることがあるのです。

そうは言っても難関校のハードルが高いことに変わりはありません。

そこで今回は、英検を取得することで受験勉強に有利になる理由とその準備の方法をご紹介します。

高校や大学における英検優遇制度とは

先ほど高校受験や大学受験が多様化していると書きましたが、英検の活用制度もその1つです。

各学校で設定している英検の級を取得していれば、英語の点数が加点されたり中には英語の試験自体が免除されるケースもあります。

さらに満点換算となるケースもあるのです。

そのぶん他の科目の勉強に費やすことができるわけです。

これは利用しない手はないですね。

もちろん満点換算されるために必要な水準は、大学受験における「準1級取得」など、高いレベルとなりますので簡単ではありません。

しかし英検のいいところは、いつからでも準備ができて何回でも挑戦することができる事です。

2年以内のスコアに限定されるケースなどもあり注意が必要ですが、計画的に英検の勉強を進めることで受験本番で大きなアドバンテージを得ることができるのです。

受験会場にいる受験生は一見横並びのように見えますが、実は中には既に英語科目は免除されているといった受験生がいるわけです。

このアドバンテージは計り知れないですね。

入試で英検の優遇制度がある高校

文部科学省が推奨している英語の4技能を評価できる資格として、英検は内申点に加点されたり、入試における優遇措置が設定されています。

高校入試の場合は都道府県や公立私立の違いにより様々な設定がありますが、一般的に英検3級以上から加点対象となります。

ただ3級ですと多くの中学生が取得しているため、上位校を目指す場合は準2級以上を目標にするのがいいでしょう。

実際に例えば大阪府の公立高校入試では、英検2級を取得している人に対して英語の点数を80%保証する制度があります。

また、東京都の場合は多くの中学生が「併願優遇制度」を利用しますが、この際も英検を取得していることで内申点に加算されることがあります。

併願優遇制度は東京都独特の制度ですが、3級以上で内申点が1点、準2級で2点加算されるといったケースもあります。

「たった1点~2点か」と思うかもしれませんが、何十人が横一線に並ぶ高校入試において、この1点はとてつもなく大きな意味を持ってくるのです。

入試で英検の優遇制度がある大学

大学受験においても英検の優遇措置を設けている大学がたくさんあります。

大学受験に至っては、そもそも入学試験の英語科目を免除してもらえたり、満点換算されるようなケースもあります。

全国の大学生がしのぎを削る中で、しかも時間のかかる英語科目が免除になるとしたら受験勉強全体に及ぼすプラスの影響は計り知れません。

また、昨今増えているAO入試や推薦入試枠でも一定以上の英検取得が出願の条件となるケースもあります。

もちろん英検により大学受験で優遇措置を受けるには簡単ではありません。

あきらかなアドバンテージを獲得するには準1級を目指す必要があります。

私「とあるサラリーマン」の感覚ですが、英検は準1級から難易度が大幅に上がります。

特に単語のレベルが2級までとは格段に違ってくるのです。

ただ、英検は何と言っても何歳からでも何回でも挑戦することができるのです。

小学生のうちから段階を経て取得していくことで、高校生のうちに準1級を目指すことは十分に可能です。

それでは、いつ何級を取得するのがいいのか見ていきましょう。

理想的な英検取得のスケジュール

まずは英検の各級がどのくらいのレベルなのか、日本英語検定協会が公表しているレベル相関表をもとにご紹介します。

英検の各級のレベル

5級: 中学初級
4級: 中学中級
3級: 中学卒業
準2級:高校中級
2級: 高校卒業
準1級:大学中級
1級: 大学上級

実際の試験内容はこの通りかもしれませんが、高校受験や大学受験での優遇措置を目指す場合はもう少し早いペースで受験していく必要があります。

理想的なスケジュールをあげるとすれば概ね以下の通りです。

実際に目指すべきスケジュール

小3:   5級
小4:   4級
小6:   3級
中1~中2:準2級
中3~高1:2級
高2~高3:準1級

一見難しく感じる人もいるかもしれませんが、これは決して無理なスケジュールではありません。

時々「幼稚園で英検2級に合格」、といったニュースを目にすることがありますが、そういった英才教育をする必要は全くありません。

英検は問題文の内容を理解するためにも適正な受験年齢があります。

低年齢で高いレベルの級を勉強するくらいなら、その分「国語算数理科社会」をバランスよく勉強した方がいいでしょう。

ちなみにこの中で最も高い壁となるのがやはり準1級です。

小学生で初めて受験する5級も苦労する子もいるかもしれませんが、5級と4級はライティングもなく、合格するための正答率も65%程度とやさしめの設定となっています。

それでは実際にどのように小学生から勉強を進めるのがいいのかご紹介します。

小学生の英検対策の始め方

子どもが中学生や高校生になって2級以上を目指すようになると、自分で必要な学習ができるようになります。

ただ、小学生で受験する5級~3級までは家庭で親が勉強を手伝ってあげる必要があるでしょう。

ちなみに英語は既に3~4年生から「外国語活動」として始まっており、5~6年生からは「外国語」として正式な教科になっています。

それを受けて英語の早期学習化が進んでいますので、小学2~3年生くらいから家庭学習を始めるのがおすすめです。

家庭で英検対策をする場合に必要な学習ステップは概ね以下の通りです。

  1. 各級で必要な単語を覚える
  2. 基本的な文法項目を覚える
  3. 直近の過去問を一度一通り解いてみる
  4. 練習問題に取り組む
  5. 数年分の過去問に取り組む

このステップを一通りこなすために、級ごとに「単語帳」「過去問」「必要な文法項目の解説が載っている練習問題」が最低限必要となります。

英検の公式サイトで過去2回分の問題が公開されていますのでそれを使うこともできますが、過去問はたくさん解いた方がいいので、単語帳、練習問題とセットで過去5回分などの問題集を買ってしまった方がいいでしょう。

英検対策としてまず最初に学習するの単語です。

もちろん並行して問題演習にもとりくみますが、問題文に出てくる単語がわからないとすぐ挫折してしまうので、ある程度基本的な単語を覚えてから問題に取り組んだほうがスムーズです。

中学生以上なら、単語帳を自分で繰り返していくことができますが、小学生の場合は面白くない上になかなか覚えられないこともあります。

文法項目に至っては、「過去形」「3単元のs」など、英語が嫌いになってしまいそうなルールを覚えなければいけません。

そこで小学生のうちは、小学生用に作られた教材を使うのがおすすめです。

ここではいくつかおすすめの教材を紹介しますので、家庭で計画を立てて一緒に学習を進めていきましょう。

小学生におすすめの英検教材

【旺文社 英検ネットドリル】

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英検につながるのは、「英検 Jr.」。リスニング教材無料体験配布中!

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小学生の英検5級合格トレーニングブック

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