小学生で英検3級が理想!教育費の費用対効果を上げる方法

子供の教育
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人生の3大出費

人生の3大出費ってご存じですよね。

「教育費」「住宅費」「老後資金という人生における3つの大きな費用のことですが、今日はこの中の「教育費」について家計と家庭教育の面から書いてみます。

確かに教育費が大きな支出であるのは間違いありませんが、その費用対効果はあまり語られることはありません。

つまり費やした費用に対するリターンについてです。

もちろん高校大学と進学して、その何年も後に成果が出るケースもあるでしょうから一概に短期的な視点では語れません。

そこでこの記事では、子供の高校受験を経験したひとりの父親目線から考察してみたいと思います。

私の息子が通っていた塾は、成績順のクラス編成は当然かとも思いますが、定期的なテストによって頻繁にクラス替えがあり、さらになんと成績順に座席に座っていたそうです。

我が家では特別に難関校を目指していたわけではありませんが、息子の話を聞いているとトップグループはおおかた固定メンバーで、それ以下の順序は短期長期で変動があったそうです。

ここで私が注目したいのは「着実に順位を上げた子」と「ほとんど順位が上がることがなかった子」を比べた時の費用対効果です。

教育費のコスパを上げるには?

もちろん彼らは全員同じ月謝を払っているわけですが、そのコストを回収できるのは志望校に合格した場合です。

その中でもさらにコスト以上の成果があったと言えるのは「志望校のランクを上げることができた」というケースです。

この志望校のレベルを上げることができたケースとできなかったケースの差はどこからくるのでしょうか。

それは塾で学んだことをテストの点数」という形でアウトプットすることができる「学習者能力」、つまり学んだことを吸収し「問題を解く」という形で再現することができる能力のことです。

まだお子さんが小学生程度の方の中には、「中学からから塾に入れればなんとかなる」、「塾でしっかり勉強するだろう」、と考えている方も多いかもしれません。

しかし実は「塾で成果を上げる」、つまり高い塾のコストを回収するには、この「学習者能力」を早い段階で身に着けておくことが必須条件で、そのためには数年前から準備しておくことが大事です。

ただ、「準備」といってもなにも小学校から塾に通わせて英才教育のようなことをする必要はなく、家でしっかり勉強する習慣を定着させ、さらに結果を出せる勉強のやり方を身に着けさせればいいわけです。

この「学習する力」は家庭内で十分身に着けることができます

そもそも塾に通わずに難関高校に合格する子もいるでしょうし、安価な通信講座で十分対応できる子もおり、その方がコスパは高いわけですが割合としては少ないはずです。

地域や進路によって一概には言えませんが、現状では一定以上のレベルの高校になると家庭学習だけではなかなか太刀打ちできません

中学に進学する前に家庭内でこの「学習者能力」を身に着けるために最適なのはズバリ「英検」です。

我が家では長男も長女も小学3年生で5級、4年生で4級、6年生で3級、というペースで英検に取り組みました。

もちろん国語算数もおろそかにはしませんが、特に意識して英語=英検の勉強に取り組んでいました。

なぜなら、このスタートがのちに大きな出費となる塾代の費用対効果を上げることにつながからです。

実際息子も中2からいわゆる進学塾に通い始め県内トップの公立高校に無事合できたのですが、その時に息子がしみじみと言ったのは、「小学校で英検を始めていて本当によかった」という言葉でした。

英検対策の効果

息子がそのように言った理由は2つあります。

まず1つは、中1時点で英語を得意科目にすることで高校受験が圧倒的に有利になる、ということです。

英検3級は中学3年修了程度の内容となりますので、小学6年生でそこまで先取りできるアドバンテージは非常に大きいわけです。

数学も先取りできればいいと思いますが、小学生にとって中学校の数学はなかなか難しいのではないでしょうか。

また、中学校からは毎回の定期テスト(副教科も入れると9科目)に追われるため、中学入学後では英語だけを勉強する時間は無くなります。

その点中学入学時に英語がすでに得意科目になっているとずいぶん余裕が生まれます。

このアドバンテージをフルに生かしてトップレベルの公立高校に入学できれば、必然的に国立大学を目指すコースに乗ることができます

。いうまでもなく国立大学と私立大学の学費の差は歴然としていますが、特に理系に至っては国立大学と私立大学の差は約2倍にまで広がります。

国立大学の受験に対応するために数学も得意にしておくことも大事ですが、特に今後は国も理系人材の育成に力を入れていますので理工系学部に進み、さらに英語ができる理系人材になるのが最も教育費の費用対効果が高いケースの1つといえるでしょう。

2つ目は、長期的かつ段階的な目標に沿って英検対策を行うことで学習習慣を定着させ、学習する力(勉強能力)を養成することができるということです。

高校受験のために塾に通う場合でも、この学習能力をしっかり確立していることで、塾で習ったことをテストで再現することができますので、塾代のコスパを上げることができます。

この学習能力の差が、塾に「行っているだけ」の子と「実際に成績が上がる」子の差となって表れてきます。

ちなみに何年かに一度、「5歳で英検1級合格!」みたいなニュースがあり、それは本当にすごいと思いますし否定もしませんが、個人的にはそのようなレベルまでは不要かと思います。

そもそも普通の家庭で簡単にできることではなく、そこに力を使うならもっと別にたくさんできることがあるように思います。

変わりゆく教育制度

ところでそもそも2020年度より小学校でも「外国語活動」として3年生から英語学習を行うことが義務化され、さらに5年生からは「教科」として授業が始まっているのをご存じですか?

昔は中学入学後にそろってabcから始まった英語授業ですが、今は5年生の教科書で「What would you like?」「What do you want to be?」まで学習しています。

これは結構レベル高いですよね。

これはそもそも文部科学省の新指導要領に沿ったものなのですが、同じく2020年度から大学の入試改革も進んでおり、センター試験が「大学入学共通テスト」という新制度に代わりました。

共通1次試験がセンター試験になってい以来、実に17年ぶりのことです。

当初その新しい入試では、英検をはじめとする外部検定試験が採用されることが決まっていましたが、各方面からの反対も根強く、最終的には見送りとなりました。

しかし英検が代表的な英語の試験として重要であることに変わりはありません。

小学生のうちに英検を受験するメリットはご理解いただけたかと思いますが、ではいったいどうやって勉強するの?という難問が残りますね。

まったく文法知識がない小学生が英語の文法問題を理解するのはなかなか大変なことです。

英語塾に通わせればできるかもしれませんが、兄弟がいたりすると小学校から塾代がなかなかの負担になります。

そこでここからは、小学生におすすめの、少なくとも我が家では二人とも効果のあった家庭でできる英語の勉強方法をご紹介します。

実践編につづく

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