終身雇用の崩壊やコロナ禍での業績不振が続き、副業により副収入を得たいサラリーマンが増えています。
不労所得といった言葉に惹かれている方もたくさんいると思いますが、サラリーマンの副業業界はどんどんライバルが増えているのが現状です。
そこで今回は「自分も何か始めたい」と考えている方向けにタイプ別におすすめできる副業を紹介します。
サラリーマンが目指すべき副業の形
一口に副業と言っても様々なタイプがあります。
・本業と同じく労働力を売って収入を得る方法
・物を販売して利益を得る方法
・何かを教えるなど技術を売る方法、、、
いずれの方法にも共通しているのは「楽して稼ぐことはできない」ということです。
と言うといかにも教科書的なコメントに聞こえますが、はっきり言ってサラリーマンこそ不労所得を目指すべきです。
不労所得というと「楽して稼ぐ」、もしくは「不正に利益を上げる」といったイメージがありますが決してそうではありません。
サラリーマンはビジネスの本質を抑えた不労所得の仕組みを構築するべきです。
ビジネスの本質とは簡単に言うと「悩みや課題を持っている人に対して適切な解決策を提供する」ということです。
その悩みや課題には切羽詰まった場合もあるし、余裕のある場合もあるでしょう。
例えば切羽詰まった例は、スパイウェアによりスマホに身に覚えのない請求が表示されているといった状況で解決方法を提供するようなケース、反対に余裕があるのは、海外のおしゃれな小物が欲しい人向けにショッピングサイトを運営するなどといったものです。
いずれの場合でも自身の経験から得た知識をベースに試行錯誤で解決方法を確立する必要があります。
場合によっては現地に行って確認したり情報や物を仕入れたりする必要もあり手間もお金もかかるものです。
立ち上げ段階ではそのような手間、費用が発生しますが、それをもとに仕組を確立することができれば、継続してビジネスを運営することができるようになり、その後はその仕組みが不労所得を生み出す「金のなる木」となってくれるわけです。
もちろんその後のメンテナンスも必要ですが、この仕組みは24365(24時間365日)で稼いでくれるためサラリーマンにとっては理想の形と言えるわけです。
副業に取り組む醍醐味
サラリーマンの副業にはメリットがたくさんありますが、経営者目線で取り組むことができるのも大きな魅力の1つです。
そもそも何を始めるか、という事業の選択からその運営方法まですべて自分で判断して取り組むことができます。
これは多くの社員がいる会社では考えられないことで、副業の大きな醍醐味の1つです。
長期的な視野に立ち、
・30代ならまずはスキルを磨く
・40代は経営感覚を磨く
・50代はこれまでのサラリーマン人生の集大成として資産を増やすの仕組みを構築する
といったことを目標に取り組むのもいいでしょう。
副業のための名刺作成方法
副業に取り組むにあたり名刺を作ることをおすすめします。
副業が本格化すれば対外的に提示する必要がある場合もあるでしょうし、なにより会社に依存しない一人のビジネスマンとしての意識が高まります。
今どき名刺はラクスルなどのサービスを使えば1500円程度で作成できます。
自宅の住所を避けたい場合は住所貸しサービスを利用する方法があります。
たいていのエリアで都市部のマンションの一室などを利用した住所貸しサービスがありますので、「住所貸しサービス+地名」で検索してみてください。
その他必要に応じて独自ドメインによるメールアドレス、副業用のスマホ(格安SIM利用)など、あとから慌てないように準備しておくことをおすすめします。
タイプ別のおすすめ副業
◆バリバリ営業マンタイプ
・個人代理店
本業でも営業系の部署に所属している一般的なサラリーマンにとって、現実的な選択肢として挙げられるのは個人代理店です。
とくにコミュニケーションスキルに自信があり、商品やサービスを紹介することができる人脈がある場合には立ち上げ時から成果が期待できます。
代理店というと自営業者や小規模法人が扱うイメージがありますが、現在はで副業の拡大を受けて会社員が個人で取り組むことができるケースが増えています。
そのような個人向け代理店案件を探すサイトも増えていますが、おすすめの代理店サイトはこちらの記事をご覧ください。
また、サラリーマンの副業拡大を受け、個人向け総合代理店プラットフォームも増えています。その中でも先駆け的存在でもあり加盟金がリーズナブルなのがONE’S BESTです。
物を売る、というよりは既に利用しているサービスをより安価なものに切り替える提案をして仲介手数料をもらう、というお客様にも喜んでもらえるサービスを多く扱っているのが特徴です。
無料のオンラインセミナーを定期的に開催していますので、関心がある場合は以下のサイトを覗いてみてください。
もちろん無料ですので副業について最新の情報を知ることができるだけでも一度参加してみる価値はあります。
・テレアポ代行
営業マンの中でもテレアポが苦にならない、という方にはテレアポ代行もおすすめです。
本業と競合しないように注意する必要がありますが、自分の興味関心がある分野の商品を探して営業を行うことができますので、新たな発見や知識を得ることもできるのがメリットといえます。
また、常に募集をしているわけではないので企業名は伏せますが、東証1部大手企業でも定期的にテレアポ部隊を募集している会社もあります。
そのような場合は、個人でもいきなり大手企業のブランド名で営業ができることが大きな魅力です。主要な顧客は社員が担当していますが、いわゆるロングテール、顧客のすそ野を広げたいという目的で営業を外注しているケースが多く、ノルマなどはありませんので自分の時間で取り組むことが可能です。
ただし電話件数には目安があり、大体月100件(20日稼働した場合1日5件でOK)が基準となっており、それを超えると電話代は支給される、といったシステムになっています。
◆体を動かして稼ぎたいタイプ
・配達系
コロナ禍以降、外出や外食を控える人が増えたのに合わせ配達系の仕事は需要が急増しています。
フードデリバリーサービスから、業務委託で通販の購入商品を車で配達するなど幅広い種類があり、配達手段も自転車からバイク、車まで豊富にあります。
フードデリバリーサービスの中ではやはりUber Eats(ウーバーイーツ)が最大手で、配達パートナーは、個人事業主としていつでもどこでも自分の都合に合わせて稼働することができます。
1時間だけでも、週末だけでも、もちろん毎日配達することも可能です。時間の制限やシフトもありませんので、隙間時間を活用して好きなエリアで稼働することが可能です。
稼働したいときに指定のアプリをオンラインにすると、近くのレストランから配達の依頼が届きますので、料理を受け取りアプリ上の地図に従って注文者に届けるというシステムになっています。
配達系の副業は自分のペースで黙々とできますし、煩わしい人間関係もなく仕事に集中できるという利点もありますので、体を動かすことが好きな人にはおすすめの副業と言えます。
・せどり
メルカリやジモティーで安く商品を仕入れ、同じくメルカリやネットオークションで高く売るいわゆる転売ビジネスです。
地方などで商品を手に入れにくい人や高齢やコロナが理由で買い物に行きたくない人なども多いためまだまだ需要のあるビジネスですが、ネットの普及により現在は参入者も増えていますので競合の多い副業と言えます。
そのため仕入れたものをクリーニングしたり、きれいに色を塗り替えるなど、新たに付加価値を加えることで差別化を図る必要もあります。
また、質屋を回って掘り出し物を見つけたり、列に並んで限定福袋を入手するなど、足を使って希少価値のある仕入れを行うこともできます。
さらに名所でのスタンプやコンサート会場限定発売品など、より差別化を図るといった楽しみもある副業と言えます。
・代理出席
結婚式に代理出席をするサクラのバイトは都市伝説のようなサービスに聞こえますが実際に存在しています。
一度登録したからと言って常に発生するわけではない点で安定した副業とは言えませんが、実は密かにサラリーマンの登録者も多いアルバイトです。
結婚式の出席代行スタッフは、その時のリクエストに合わせて友人や同僚、時には親戚や親として出席をする場合もあります。
結婚式の料理はもちろん、お酒も飲めるし引き出物までもらえるおいしい要素がある反面、絶対にバレてはいけないこと、キャンセルができないなど責任のある仕事でもあります。
当然その役になりきる必要がありますが、何かを演じることが好きな人にとっては面白いアルバイトかもしれません。
・治験バイト
治験とは、製薬会社が開発した新薬を厚生労働省から正式に「薬」として認められるために実施する臨床試験のことで、治験バイトはその被験者となることです。
こちらも都市伝説的な響きがありますがしっかりと実在するアルバイトです。
治験の実施にあたっては厚生労働省から厳格な基準が設定されており、それに則って行われるため想定外のリスクは非常に少ないケースがほとんどです。
治験バイトは通院するタイプと、入院するタイプの2つに分けられます。
どちらも基本的には薬やサプリメントなどを服用し、服用後の体調の変化を検査されるという内容の仕事です。検査ではほとんどの場合に採血を行いますが、治験の内容よってその頻度や回数は異なります。
治験バイトの相場は、日給で1日あたり1万円~2万円程度が相場ですが、複数回通院するケースが多いため、10万円以上の収入になることもあります。
入院タイプの方が拘束時間が長い分、通院タイプよりも日給は高くなります。実はサラリーマンの隠れたアルバイトとして常に一定の応募者がいます。
特に入院の場合は規則正しい生活の中で医師による健康管理が行われるため健康チェックにもなるというメリットがあります。
デメリットとしては特に入院タイプの場合は時間が拘束されることが挙げられます。数回にわたる採血にも抵抗がない人は一度検討してみるといいかもしれません。
◆パソコン1台、在宅で稼ぎたいタイプ
サラリーマンにとって時間的に自由度が高く在宅で完結するweb展開型の副業も、もっとも現実的な選択肢の1つと言えます。このタイプの典型例がブログによるアフィリエイトとネットショップです。
・ネットショップ
ネットショップ市場は引き続き成長を続けていますが、アマゾンや楽天のような巨大ショッピングモールと並び、現在では個人によるネットショップの出店も増加しています。
個人によるネットショップの場合は、アマゾンや楽天に出品する方法と独自にドメインを取得してECサイトを構築する方法があります。
いずれも一長一短ですが、大手ショッピングモールで手堅く始めて、ある程度ノウハウを蓄積した後に自身でECサイトを構築する例もあります。
一昔前からある「独立して店舗を構える」というスタイルに似ていてやりがいのあるビジネスですが、特に最近では個人向けECサイト構築サービスが充実していることも追い風になっています。
・アフィリエイト
ブログによるアフィリエイトも、時間の融通が利いてさらにwebのみで完結できるという点でサラリーマンにもおすすめの副業の1つです。
初期費用も安く失敗してもほとんど損害がないことと、自分の好きな分野で取り組むことができるのも魅力です。
一方で参入障壁が低い分競合も多く、また収益化するまでに時間がかかり挫折することが多いのもまた事実です。
そのため、副業の目的が「とにかく稼ぐため」という場合はあまりお勧めできませんが、「楽しみながら経験値も積みたい」という人には向いています。
また、一度サイトを構築してある程度の集客が見込めるようになった場は、24365で稼働する営業マシンとなりますので、サラリーマンが目指すべき不労所得の形に近い副業と言えます。
仮にそのレベルまで達成できたとしても、最低でも1年程度の時間はかかりますので長期的な視野で取り組むのがいいでしょう。
◆スキルを「持ってる」タイプ
特定の分野におけるスキルを持っている場合は副業としてもそのスキルを使って稼ぐことができます。
特に需要が多く、副業マッチングサイトで仕事を見つけやすいのが「webライター」「動画編集」です。
・webライター
Webライターとは、サイトなどWeb媒体に掲載される文章を執筆するライターをいいます。
一昔前は、一般の会社員が案件を受注することは難しい業界でしたが、最近はクラウドソーシングが一般化していますので、そのようなサイトに登録することで、自分に合った案件を見つけることができます。
クラウドソーシングとは、仕事を外注したい企業がインターネットを通じてその仕事に見合ったスキルを持っている不特定多数の人に仕事を依頼する業務形態のことで、現在ではマッチングサイトも増えています。
クラウドソーシングにより発注される業務内容は多岐にわたっているため、副業を始めたいサラリーマンもまずはいくつかのサイトに登録することをおすすめします。
webライティングの場合でも扱う内容は様々なジャンルに及びますので、自身の得意・興味のあるジャンルに関するライティングから始めることが可能です。
・動画編集
webライティングと並び動画編集もクラウドソーシングにおいて常に需要のある業務内容の1つです。
You tubeの拡大に伴いさらにyou tuberが増えていますので、動画編集のニーズは今後も増えていくことが見込まれています。
一見敷居が高いように見える動画編集ですが、友人の結婚式や子どもの運動会の動画を編集したことがあるサラリーマンも多いのではないでしょうか。
編集スキルが上がればyou tubeだけではなく、中小企業の商品紹介動画なども受けることができるようになり、当然報酬も上がってきます。
コロナ禍もあり、動画による営業展開を加速している企業もありますので取り組んで損のない副業と言えます。
デメリットとして、動画編集を行うには一定以上のPCスペックが必要となることが挙げられますが、私も使っているマウスコンピュータでは、低価格ながら高スペックなラインナップがありますので、古いPCを使っている場合は是非チェックしてみてください。
特にキャンペーン中はほんとに安いので必見です。
ちなみにwebライティングも動画編集も自身の労働力を販売するタイプの副業となるので不労所得にはなりません。
しかし一定の経験を積んでノウハウを確立することができれば、これから同じ分野で稼ぎたい人向けにそのノウハウを販売することができるようになります。
オンラインを通じて個別にレクチャーすることも可能ですが、価値のある内容を動画や文書にまとめてwebで販売することで立派な不労所得の仕組みを構築することができます。
その点で、この分野に興味がある人にとっては夢のある副業と言えます。
◆ちょっとしたスペースを「持ってる」タイプ
当てはまる人は少ないかもしれませんが、現在使っていない敷地や自宅の部屋を「持っている」という場合におすすめなのが軒先ビジネスです。
・軒先ビジネス
軒先ビジネスというのは、駐車場スペースや使っていない部屋などなんらかの空きスペースを所有している人が、そのスペースを使いたい人に貸し出すビジネスのことです。
既に持っているものを生かして不労所得として確実に稼ぐことができる副業と言えます。
最も一般的なものは自動販売機の設置や駐車場の貸し出しで、この場合は一度設定すれば管理を委託することができますのでまさに不労所得となります。
また継続的な契約ではなくても、一定期間だけお店を開きたい人や作品を展示したい人に1日単位や週単位で貸し出すことも可能です。
その他、線路沿いに住んでいる人は看板を設置するために「自宅の屋根や壁を貸す」ということもできます。
インターネットの普及により軒先ビジネスの市場は広がっており、貸したい人と借りたい人を結ぶマッチングサイトも増えています。
何か利用できる「スペース」がないか一度自宅や実家を見直してみることをおすすめします。
以上、サラリーマンが副収入を得るためのタイプ別の方法でした。
いずれも簡単に成功できるものではありませんが、複数を組み合わせることで自分にあた副業を発見することにもつながります。そして何よりも「とにかく動く」ということが大事ですので、まずは行動に移してみてください。
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