子どもの習い事で頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
子供の将来にとって少しでも役に立つ習い事をさせてあげたいと思うのが親心ですよね。
私の周りでも様々な考えで習い事に通わせる親御さんが多くいますが、ざっと見ると、
「自分も甲子園を目指したからとにかく野球を」
のように自分も夢中になっていたスポーツに取り組ませるスポ根派と、
「学歴社会で有利になるように小学生から教育系の習い事を」
という勉強重視派に分かれるような気がします。
この記事では、習い事の最新状況と我が家の経験から役に立った習い事をご紹介します。
親の負担から習い事を考察したこちらの記事☝もご覧ください。
実際の習い事ランキング
それでは実際の習い事のランキングはどのようになっているのでしょうか。
以下の5選は、2021年の実際の習い事のランキングです。
第1位 : 水泳
第2位 : 学習塾
第3位 : 英語・英会話
第4位 : 音楽教室
第5位 : 書道
(学研教育総合研究所調べ)
今も昔も水泳は習い事のランキングの常連ですね。
話題になりやすいので野球やサッカーが目立ちますが、水泳は「スポーツ派」はもちろん、「学習重視派」にも人気があるため、常にランキングトップになっています。
一方で小学生から塾に通う教育重視派もやはりランキングの常連です。
特に最近は英語教育の低年齢化を受け、小学生から英会話を始めるケースが増えています。
子どもに習わせたい習い事ランキング
それに対して子育て世代の聞いた「子供に習わせたい人気ランキング」は以下のようになっています。
「今はならっていないが、将来は習わせたい」という保護者の希望を反映した人気ランキングです。
第1位 : 英語・英会話
第2位 : 水泳
第3位 : そろばん
第4位 : 書道
第5位 : 学習塾
(学研教育総合研究所調べ)
英会話や水泳が上位なのはわかりますが、そろばんが3位に入っているのは意外ですね。
計算力はもちろん、暗記力や集中力など、その後の学習能力に役立つスキルが身につくことで人気が復活しているようです。
一方で、「子どもがやりたい習い事をするので親が決めることはない」という、子どもの希望重視派も半数近くの割合を占めています。
親が子どもに習わせたい習い事のランキングを見ると、スポーツを通して体の成長を目指しつつも、勉強ができる子になってほしい、という親の願いが見えてきます。
ここで結論的なことを書いてしまうと、「どの習い事をするのが正解か?」という問いに対する 「正解」はありませんよね。
当たり前ですが子供によって適切な習い事は変わってきますし、一見無駄だったようでも何年か先に役に立つことだってあるかもしれません。
またその「取り組み方」に関してもやはり正解はありません。
途中でやめずに小学生卒業まで続けることで
「1つの物事に継続して取り組む習慣」
を定着させることができるかもしれませんし、
反対に1年ごとにいろいろな種類の習い事に通うことで
「柔軟な対応力や幅広い視野」
が身につくかもしれません。
どの子どもにも必ず共通する正解はないわけです。
我が家で役に立った習い事5選
そんなわけで「正解」のない子供の習い事ですが、我が家も三人の子供が様々な習い事をしました。
そこでその経験から「確実にいいことがあった」という習い事を紹介したいと思います。
第1位 : 水泳
第2位 : 空手
第3位 : ボーイスカウト
第4位 : そろばん
第5位 : スポーツクラブ(ミニバス)
まず第1位は水泳です。
これはもはや説明の必要はありませんね。
幼少期に水泳を習うと心肺機能が鍛えられて健康上もメリットがあるとよく言われます。
我が家も三人とも水泳を習いましたが、最低限「泳げる人」にしてあげたいという思いもありました。
第2位は空手です。
これは本人たちの希望もありましたが、礼儀作法を身に着け忍耐強くなってもらいたい、
という親の思いもありました。
試合にも何度か出場しましたが、男女問わず子供のうちに体をぶつけあう経験をするのも
いいことだなと感じました。
兄弟姉妹がいる場合は自然と日々の兄弟げんかの中で体験していくことですが、
一人っ子の場合などそのような機会も少ないと思いますので剣道や空手、柔道などの
習い事も貴重な経験になると思います。
3位はボーイスカウトです。
これは私自身馴染みがなく、どのような団体か知らなかったため子供から入団したい、
と聞いた時には一瞬ひるみましたが結果的には大正解でした。
ボーイスカウトは、主に野外で子どもたちの自発性を大切にしながら、
グループでの活動を通じてそれぞれの自主性、協調性、社会性、たくましさや
リーダーシップなどを育んでいる団体のことです。
ちなみに発祥はイギリスですが、宗教色は全くありません。
募金活動や清掃活動などで目にしたことがある方も多いと思いますが、
そのような慈善活動のほかにも野山でのキャンプやハイキング、
30㎞ウォークなどタフな活動にも取り組んでいます。
集大成は大体4年ごとに行われるジャンボリーと呼ばれる全国大会に参加することで、
1週間程度、野外キャンプを行います。
日本全国はもちろん、海外のボーイスカウトの参加者も多く、子供たちにとっては
毎回大変貴重な経験となっているようです。
ただ、ボーイスカウトの活動は地味な内容も多く、子供によっては好き嫌いが分かれると思います。
実際我が家では、上の子は熱心に取り組みましたが、下は体験に行ってもほとんど関心を示さなかったため入会することはありませんでした。
やはり子供のキャラクターによって、合う合わないがありますね。
そして4位はそろばんです。
昔から「読み書きそろばん」といわれるように習い事の定番の1つであり、
計算が早くなるとか右脳が鍛えられるなどと言われています。
うちでも計算に強くなってほしいという思いもあり数年間通った結果、
実際に算数に強い子になってくれましたが、振り返ってみると一番良かったのは検定でした。
我が家では三人ともが1年生の時から通っており、2年生になって検定を受けるように
なるのですがこれが初めて経験する「試練」となります。
普段行かないような隣町の高校などが会場になりますが、初めての緊張する
「本番体験」となり、合格した時も不合格だった時も本人にとっては非常に
いい経験になったようです。
そして、少しずつ上の級に挑戦していく、というこの時の経験が3年生からの
英検につながったように思います。
小学生の英検対策についてはこちらの記事をご覧ください
5位はスポーツクラブです。
うちの場合はミニバスでしたがスポーツの種類は何でもいいと思います。
特に活動的な子供やじっとしているのが苦手な子は、なにか1つのスポーツに
集中して練習に励み、発散できる場所がある、ということは大事なことだと思います。
また、団体スポーツの場合は集団行動の中で協調性、ライバルとの切磋琢磨、
勝ち負けのこだわりなど、学べることも多くあります。
1つ気になるのは、最近は(昔から?)少年スポーツの行き過ぎた指導が
時々話題になることです。
実際私も野球、サッカー、ミニバスなど種目を問わず日曜日の小学校で
監督たちの怒鳴り声を聞くことも何回かありましたので、少年スポーツに関わる
世の中の監督の皆様に改善を切に願います。
今の小学校では運動会で順位をつけないといったことがありますので
ある程度の厳しさは必要になると思いますが、過度な叱責などは慎むべきだと思います。
また余談ですが、少年(少女)スポーツの場合、最近は保護者の関与も年々深くなっているようで、どの地域のどのスポーツでも少なからず揉め事があるようです。
そのため親の方もある程度の心構えが必要になります。
車出しやお茶係、会場係、、、などなどですね。
習い事で大事なこと
こうやって書いてみると、もしかしたら習い事の種類は何でもよく
・子供自身が向上心を持って取り組んでいること
・目標が設定できて、それに挑戦し成功もしくは失敗する経験をすること
・集団の中でのルールや社会性、協調性を学ぶ機会になっていること
といった要素が大事なのではないでしょうか。
その点では兄弟がたくさんいる場合は、わざわざ習い事に行かなくても日々の生活の中で身に着けることができることがあるかもしれません。
兄弟全員習い事に通わせるのは経済的にもなかなか大変ですしね。
最後に1つ習い事の辞め時について個人的な意見ですが、
子供がほかの習い事に興味を持った場合、私は習い事を替えてもいいと思っています。
ただ、「行きたくないから」という理由でやめることがないように約束しておくことと、
何か目標を達成した際には終了する、というルールを設定しておくなどがいいと思います。
以上、役に立つ子どもの習い事習い事ランキングでした。
習い事のことは大人になっても覚えているものですので、幼少期の貴重な経験として
自分に合った習い事に通わせてあげることができればいいですね。
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