アメリカ語学研修体験とビジネスマンのおすすめ英語勉強法

学び&教養
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一体このコロナ騒動がいつまで続くのか不透明ですが、少なくとも当面海外旅行には行けませんよね。

毎日たくさんの人が国際線で行き来していたのが噓のようです

その点運が良かったのか悪かったのか、ちょどコロナウイルスが拡大する数年前に上司に指名されてアメリカに語学研修に行ったことがありましたので今回はお勧めの英語勉強法とアメリカ語学研修体験談を紹介します。

私がいる会社は機械関連のメーカーですが、海外の機械メーカーとも取引があり、さらに北米とアジアに数か所の製造ラインを持っています。

そのため営業の私も海外の展示会などに参加することもあり、社内の一部の人間には英語力が求められています。

ここ数年は海外売上の比率が上がっており、会社としても今後さらに増やしていく目標があるため、本来なら会社全体で英語力を上げる必要があります。

しかしながらもう随分前から、海外関連の業務は英語ができる(というか英語に抵抗のない)一部の社員に限られており、必然的に海外勤務や海外出張もそのような社員だけに割り当てられるような状況がありました。

これではいけない、ということで人事部が中心になって英語研修を取り入れるようになっていたのですが、これがまた一部の社員しか効果がなく、なかば尻つぼみのようになっていた、というのがコロナ前の5年くらいの状況です。

そこで人事も考え方を変え、従来の「広く浅く」という戦略から「狭く深く」という戦略に方向転換し、毎年数名を1~2か月間海外語学研修に送るようになりました。

皆さんの中にも会社で英語の研修を受けさせられたり、TOEIC®テストを強制受験させられている方も多いのではないでしょうか。

一時期は楽天やユニクロの英語社内公用語化が話題になりましたが、その他にも日産自動車、ホンダ、アサヒビールなど英語を積極的に業務に取り入れている企業がまだまだ増えています。

昇進や昇格の条件にTOEIC®テストを採用する企業もたくさんありましたね。最近では、無理に英語を取り入れることによる弊害もあり、各企業は本当に必要な場面に絞って英語を運用するようになっています。

私はというと、もともと英語が好きな方で新卒の時にTOEICは600点程度あり、その後いくらかの費用と時間をかけて今の会社に転職した際には820点ほどの状況でした。

それでも海外出張時にはまだまだ苦労する、というより実際は思うようにコミュニケーションが取れないことが多かったため、ちょうどコロナの4年ほど前にアメリカに出張した際、それに合わせて現地の語学学校に通う機会をもらいました。

アメリカ語学研修体験記

私が通ったのはアメリカのサンフランシスコにある語学学校でした。

日本で言うところのECCとかベルリッツみたいなところですかね。

初日にペーパーテストを受けてレベル診断をした後は、大体10人くらいのグループレッスンを毎日4コマくらい1か月受講していました。

レベルは10段階の7くらいだったと思います。受講生の顔ぶれは様々でヨーロッパから中東まで幅広く、年齢も20代~40代くらいまで様々でした。

実際のレッスンの一部
ウエルカムパーティー
プレゼンテーションの練習風景

アジア人も多いのですが、イタリア人とかロシア人とかも英語を習うんですね。

それまでに海外出張は何度かありましたし、一時期カナダにいましたので外国人との交流は慣れていましたが、それでも初めて会った遠方の国々の方とレッスンの中でペアを組んで、割り当てられたエクササイズに一緒に取り組むという経験はなかなかに面白いものでした。

レッスンの内容はほぼ想像通りでしたが、ビジネスマン限定のレベルの高いクラスもあったようです。

少しくらい覗いてみたいと思いましたが、追加料金が結構お高かったようで、うちの会社の予算では受講することができませんでした。

この語学学校の中で何が一番良かったかというと、それはプレゼンテーションのクラスでした。コースの最後に大きめの部屋でギャラリーも入れてプレゼンテーションを行うのですが、国も文化も多様な聴衆の前でプレゼンを行うことができたのはいい経験になったと思います。

まあそれにしてもプレゼンの後の質問は全然聞き取れませんでしたが。

休日に行ったメキシコとの国境付近
国境からメキシコ側を撮影

ちなみに日常生活の方はというと、私は語学学校が契約している学生寮のようなところに住んでいました。

広くはありませんがシングルルームでキッチンは共同で自由に使うことができます。言うまでもなくサンフランシスコは大都会なので交通手段は発達しているのですが、一番驚いたのはUberがあまりにも便利すぎたことです。

いまだに日本では根付いていませんが、一度クレジットカードを登録すればどこでもアプリでタクシーを呼ぶことができます。

日本のタクシーよりも割安で、数回食事にいった語学学校のクラスメートは当たり前のようにUberを使っていました。

また、そこらじゅうにレンタル電動キックボードが置いてあって、これもアプリで登録すれば自由に乗り降りすることができます。

街中をあちらこちら歩くような時には非常に便利でもあり遊び心もあります。ただ、Uberも電動キックボードも日本の文化を考えると国内で展開するのは難しいのかもしれません。

TOEIC800点を突破するために

TOEIC®テストっていろいろな意見もありますが、やはりよくできたテストですよね。

高得点だからと言って実際海外出張で通用するかというと全くそんなことないわけですが(経験談)、それでも英語力を測る指標としては日本の会社で使う分にはまあまあ妥当なのではないでしょうか。

まぐれで高得点とかまずないですし、同じレベルの人はやっぱり同じレンジのスコアにちゃんと収まりますから。

そんなわけで冒頭に書いたように、社員の英語力の指標としてTOEIC®テストを利用している企業は多いわけですが、この指標が社内の資格要件になったり配属に影響してくるとちょっと大変ですよね。

しかし実際には英語力を測る指標としてはTOEIC一強がまだまだ続く見込みですので、TOEICスコアを切実に上げたい、という人はこれからも増えそうです。

また、別の記事で紹介していますが、子どもが小学生のうちに家で英検を教えることができれば子どもに大きなアドバンテージになります。TOEIC800点くらいあると英検2級まではスムーズに教えることができます。

TOEICの勉強法はいろいろありますが、サラリーマンが必要に迫られて取り組む場合は断然「短期決戦」がいいと思います。

3か月から長くても6か月程度でしょうか。受験日がわかるようならそこから逆算して計画を立てるわけですが、一番大事なのは自分にとって必要なタスクをこなす、ということです。

公式問題集は欠かせないのでとりあえず1冊は準備しますが、その他何を使って勉強するのが自分にとってベストかわからない場合はプロに任せるのが確実です。

TOEIC®テストは対策や戦略が確立された試験であり、専門家には多くのノウハウ・データが蓄積されています。なので効率よく対処するにはプロの力を借りるのが近道です。

もし会社で切迫した状況がありある程度予算もかけられる場合には「プログリット」、予算はそこそこで、と言う場合はCMで有名な「スタディ―サプリ」もおすすめです。

プログリット(PROGRIT)

ビジネス英会話力を上げる方法

一方、仕事でつかえる英語力=ビジネス英会話スキルを向上させたい、という場合に最も効果的な方法はとにかくアウトプットを増やすことです。

大学までの英語は「勉強」ですが、英会話は「勉強(インプット)」ではなく「実践(アウトプット)」なので、とにかく繰り返し練習するしかありません。部活と同じですね。

基本動作としての素振りも毎日行いつつ、試合の中で実際に動いている球を打つ練習を何度も何度も繰り返すのが上達への近道です。

ところが大学までの英語が徹底的に「試験勉強」なので仕方ないのですが、日本人は圧倒的に練習=アウトプットの時間が足りません。

留学に行くと英語が話せるようになるのは、強制的にこの練習を長時間継続するからです。なので英会話力を上げるには、とにかくアウトプットをし続ければいいわけです。

ただ、アウトプットをするにはちょうどいい相手(=動いている球)が必要になります。

音読も確かに効果的なので、私も一時期音読ばかりしていましたが、やはり相手となる誰かと会話を続ける方が圧倒的に会話力は向上します。

現在ではその練習相手を確保するにはオンライン英会話が手っ取り早い方法です。また、特にビジネスマンは「ビジネス英語」にこだわってしまいがちですが、実は中学生の英語でほとんどのことは通じてしまいます。

私自身もそうだったのですが、海外研修の前は「ビジネス英語」というタイトルの参考書、英会話スクールでも「ビジネス英語クラス」という分類にこだわっていました。

ところが実際海外で生活してみるとわかりますが会話のほとんどは中学校程度の文法で習う範囲です。

仕事の場面になった際はそれを適宜ビジネスに合う単語に置きかえたり、特定のビジネス分野の単語を覚えておく程度です。

実際に私自身、子どもの英検3級を教えた後が仕事で海外とやり取りする際ももっともスムーズに言葉が出てきたのをよく覚えています。

子どもに問題文の音読の仕方を教えているつもりが、実は自分の英会話力の向上にも役立っていた、ということです。

ということで英会話力を上げるには、「ビジネス英語」にこだわらずに、オンラインという手軽な手段でできるだけ多く外国人と会話を続けることが効果的です。

そのためオンライン英会話はズバリ価格で選ぶのがおすすめです。

安かろう悪かろうは困りますが、レアジョブQQイングリッシュといった大手であれば一定の質も保証されているので安心です。

以上、私自身の海外語学研修体験とおすすめの英語勉強方法のご紹介でした。

オンライン会議が一般化したことで外国人社員や海外の取引先(時差はありますが)とZoomで同席する機会は今後も増えていきますので、早く始めるに越したことはないですね。

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