相変わらずビジネス書市場は賑わっているように見えますが、あれだけたくさんある中で自分はいったいどれを読めばいいのか迷ってしまいますよね。
私も20代の頃や30代になって副業を意識し始めたころ、とにかくビジネススキルを向上したいと思い、焦りさえ感じてビジネス書をたくさん読んていた時期がありました。
で、先にこんなことを書いてしまうと身もふたもないのですが、その結果たどり着いた結論は、
ビジネススキルを上げたいと思ったらビジネス書を読むより、毎日目の前の仕事に全力投球し、そこに1ミリでも付加価値を加えることに集中した方がいい
ということです。
仕事においてはアウトプットしてなんぼ、成果を目に見える形で残してこそ成長できるし評価もされるようになるものです。特に20代~30代前半はとにかく量をこなすことが大事でと思います。
業務で宿題がたまってきたときに、さらにまた自分から宿題をもらいに行くような姿勢だと大きく伸びると思いますし周りも認めざるを得なくなります。
そうはいってもアウトプットするためにはその前提となるインプットも必要となりますので、今回は本業はもちろん副業に取り組むサラリーマンにおすすめしたいビジネス書について、自分の体験をもとに読み方のポイント(と別の記事で再現性の高かったビジネス書6選)をご紹介します。
それでは順番にご紹介します。
そもそも最初から順番に全部読む必要はない
ビジネス書って分厚い!と思ったことってありませんか。最近は要約サービスも増えているようですが、ビジネス書って再現してこそ意味がありますのでできるだけ効率的に読みたいですよね。
個人的にはビジネス書ってその中の1つでも2つでも実際にアウトプットできる内容や、自分にとって現実的に役にたつアイディアを得ることができればもうそれで元は取れていると思います。
なので私は目次を見て、そのような内容がありそうな箇所、または最も惹かれる内容の章をまず初めに読んでしまいます。特に厚い本の場合は最初から読みだすと途中で辞めてしまうことがありますので、まず最初に一番おいしいところを読んで元を取ってしまうのが得策です。
要点をメモしながら読むか、本に書き込みをしながら読む
これもよくあることですが、その時は面白いと思っても人間どうしても忘れる動物ですので、せっかくいいアイディアを思いついたりヒントを得ることができても時間がたつと忘れてしまうものです。
そこで教科書や参考書のように線を引いたりメモ書きをしたりしてすぐに思い出せるようにしておくのがいいのではないかと思います。
私は一時期は読書メモを作っていたことがありますが、キーワードだけではなくそこに書かれている文章全体からヒントをもらうようなことが多かったため、気に入った本に関しては思い切り目立つようにマーカーを引いたり付箋を貼ったりして参考書のように使っていました。
並行して数冊読む
1つの本を読んでいると飽きてくることがありますので、購入する際は3冊くらいまとめて購入し、同時並行で読むのがおすすめです。その際もやはり面白そうなトピックから読んでいくため、3冊の要点を効率的に吸収していくことができます。
あまり偉そうなことは言えませんが、仕事の上でも数種類のタスクがあるときは、1つ1つ完成させていくのではなく、同時進行で少しづつ完成させていく方が効率がいいように思います。
専門分野は2~3冊、専門外は最新書を1冊
ビジネス書に書いてあることはあくまでその著者の経験や意見がもとになっていますので完全な正解ではないケースもあります。
そこで自分が専門とする分野に関しては最低でも2冊、できれば3冊程度読んで共通する内容や、反対に意見が分かれる点などを把握するのが大事になってきます。
その点でも先に紹介した「必要なポイントだけ読む」という方法が適しています。逆に専門外の分野については1冊でいいので最先端の書籍を読むのがおすすめです。今(2021年)ですと、
「VR/AR」「IoT」「仮想通貨」「自動運転」などのテーマとその技術がもたらす世の中の変化について最新情報を収集していくのがいいと思います。
必ずアウトプットする
もはや説明の余地はありませんが、ビジネス書はアウトプットしてそこで初めて「成果」となります。情報、知識として量を増やすのも大事ですが、本業、及び副業の中で実践して初めて価値となって現れるわけですので「とにかくやってみる」ということが欠かせません。
その点でビジネス書に書いてある内容を「いかに自分の業務に応用できるか」と考えながら読み、そして実際に応用する技術そのものがそのままビジネススキルとなりますので、その一連のサイクルを意識するといいと思います。
以上ビジネス書のおすすめの読み方5選でした。すでに実践している方もいるかと思いますが、まだ試したことがない方法があればぜひトライしてみてください。
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