みなさんこんにちは。
2021年に最高値を更新したイーサリアムですが、年末にかけて下落し2022年は30万円半ばでの幕開けとなっています。
相変わらず仮想通貨は値動きが激しいですね。
そんなこともあり、やはり仮想通貨(暗号資産)は当たるかどうかの投機的な見方をされることが多い金融商品です。
ただ、個人的にブロックチェーンという技術に魅力を感じており、特にイーサリアムという仮想通貨の将来性に期待しています。
仮想通貨はもはや投機的な金融商品という位置づけではなくなっています。
技術的進歩により今後実社会が大きく変化していく全体の流れの中で、1つの重要な役割を果たすことは間違いありません。
仮想通貨は現在国内外で加熱している「メタバース」とも深い関連があるため、実際に関心を持っている人も増えています。
そこで今回は、私「とあるサラリーマン」がイーサリアムを買い増した背景とイーサリアムという仮想通貨の将来性についてご紹介したいと思います。
最後におすすめの仮想通貨販売所も紹介していますので、少しだけでも仮想通貨をかじっておきたい、という方も参考にしていただけると思います。
イーサリアムとは
まず仮想通貨というのはインターネット上で使用できる世界共通のデジタル通貨のことで、ブロックチェーンという仕組みの上に成り立っています。
ブロックチェーンについてかこちらの記事をご覧ください。
「イーサリアム」というのは仮想通貨の1つで、2021年4月現在の時価総額ランキングではビットコインに次いで2位となっています。
1位のビットコインとは5倍の開きがありますが、3位との間も5倍程度の差がありますので、現状ではビットコインとイーサリアムが抜きん出た存在となっています。
時価総額でビットコインには及ばないイーサリアムですが、取引の承認にかかる時間がビットコインより圧倒的に早いという特徴があり、大量の取引を行うことができるというメリットがあります。
さらに取引に大量の電力消費を伴うビットコインに比べ、イーサリアムは10分の1の電力で済みます。
また、イーサリアムは「スマートコントラクト機能」という画期的な機能を持っています。
スマートコントラクト機能とは、あらかじめ設定を決めておきその条件が整った際に自動的に実行されるシステムのことです。
スマートコントラクト機能により、取引や契約をブロックチェーン上で自動化することが可能となり、取引にかかる手間やコストを削減することができます。
つまりイーサリアムが普及すれば、従来よりも大幅に少ないコストで大量の取引を行うことができるようになるのです。
複雑なのでここでは詳細は省きますが、現在取引量が急拡大している「DeFi」と呼ばれるブロックチェーン技術を活用した分散型の金融システムのほとんども、イーサリアムを利用して構築されています。
ブロックチェーンとメタバースの関連性
メタバースというのはオンライン上に構築された3DCGの仮想空間全体を指す言葉です。
多人数同時参加型で参加者同士が交流できるのが大きな特徴であり魅力でもあります。
一般の利用者はアバターをつくってその空間に入り込み、他のユーザーとのコミュニケーションを楽しんだり、メタバース内に構築されたコンテンツで遊んだりすることができます。
古くはアメリカで発売された「セカンドライフ」という仮想空間が有名ですが、「あつまれどうぶつの森」もメタバースの一種です。
メタバースの詳細については、こちらの記事もご覧ください。
メタバースの説明は言葉で聞くよりも目で見る方が圧倒的に早く理解できますので、
メタバースに注力するために社名をMetaに変更した旧Facebook社のザッカーバーグ氏の映像をご紹介します。
自信がアバターとなって登場して話題を呼びました。
メタバースの世界がなんとなくイメージできましたでしょうか。
2020年から急激にこの「メタバース」への注目が高まっていますが、メタバースとブロックチェーンには深い関連性があります。
というのもブロックチェーンの技術を活用することで、メタバースをより魅力的な世界にすることができるのです。
どういうことか説明していきます。
メタバースは2000年代以降既に存在していましたが、これまではアイテムやゲーム内の通貨はメタバース内に限定して管理が必要でした。
その場合、データについて正しい所有者を知るすべはなく、違法な複製などの不正行為を防ぐことができませんでした。
ところがブロックチェーン技術をメタバースに応用することで、利用者の仮想通貨保有数や所有物のデータを不正に改ざんすることができなくなり、データの所有権が守られるようになりました。
さらに、ゲーム内の資産や通貨を「NFT」と呼ばれるデジタルデータにすることで、資産価値を担保し、売買などの流動性を持たせることができるようになったのです。
これにより、世界中の人々の間で取引や共同作業を行うことが可能となり、より多くの人が集まるようになります。
人が集めればさらに様々な活動が生まれ、メタバースの世界が発展していくわけです。
ブロックチェーンとNFTの関連性
先ほど出てきた「NFT」とは簡単に言うと「偽造ができない所有証明書付きのデジタルデータ」のことです。
このNFTも仮想通貨と同じくブロックチェーン上で発行・取引されています。
「NFT」というのも慣れないと理解しにくいものですが、今後一般化することが見込まれている重要な仕組みであるためもう少し説明します。
NFTはあらゆるデジタルデータを扱うことができると言われていますが、先行しているのはアート作品です。
有名なところでは、beepleというアーティストのデジタルアート作品がNFTに紐づけてオークション形式で販売され75億円で落札され注目を集めました。
その他、テニスプレイヤーの大坂なおみ選手も姉の大阪まりさんが製作したデジタルアート作品をNFT化して販売しています。
また、Twitter社の創設者の一人でCEOでもあるJack Dorsey氏は、自身の最初のツイートをNFT化し、およそ約3億1500万円で販売したことも話題になりました。(収益金は全額寄付したそうです)
このようにアート作品をはじめ、ゲーム内の土地やコンテンツ、音楽、電子書籍などあらゆるデジタルデータをNFT化することができます。
NFT市場では、購入者がさらに別の購入者へ転売するなどの二次流通も行うことができます。
なんとなくNFTがわかってきたでしょうか。
かなりざっくり例えると、メルカリのようなやり取りが、デジタルの世界で展開されるイメージです。
実際、メルカリはNFTに参入しています。
実際に、数年後にはメルカリと同じくらい身近な取引として一般社会にも浸透すると見込まれています。
そしてその基盤となる技術としてブロックチェーンが使われているのです。
話をメタバースに戻します。
このNFTを利用すると、メタバースで展開されるゲームの中で様々なアイテムを売買することができるようになります。
ブロックチェーンとNFTという技術が組み合わさることで、メタバースの世界をより一層発展させていくことができるのです。
ここまで読んで、メタバースについてわかるようでわからない、という方も多いと思いますので、メタバースの具体例をいくつか紹介します。
メタバースの具体的な事例
現在のところ、私たちが最も身近にメタバースを体験できるのはゲームです。
2020年にコロナ禍による巣ごもり需要を背景に爆発的な人気を博した「あつまれどうぶつの森」もメタバースの一種です。
あつまれどうぶつの森では、ユーザーはアバターを使って畑を作ったり魚を釣ったり好きなことができます。
そしてこの同じ仮想空間(あつまれどうぶつの森では「無人島」という設定)にいる他のユーザーとコミュニケーションすることもできるようになっています。
この「他のユーザーとのコミュニケーション」がメタバースにおいて大きな魅力となります。
同じようにメタバースとして有名なゲームをいくつかご紹介します。
The Sandbox
The Sandbox は、メタバースを利用したゲームとして世界でも人気のあるゲームの1つです。
The Sandbox は「ゲーム」とは言っても、バトル系やRPG系のようなゲームではなく、仮想空間上に作られた世界で様々な活動をして楽しむ、という内容となっています。
その点では「あつまれどうぶつの森」に近いと言えそうです。
ちなみにこのようなゲームのジャンルを「サンドボックス」と言います。
日本語で「砂場」の意味ですが、まさに砂場で城を作ったりトンネルを掘ったり、、、というイメージですね。
ややこしいですが、
The Sandbox ⇒特定のゲームの名前
サンドボックス ⇒ゲームのジャンルの1つを指す名前
です。
この The Sandbox の中の土地を「Land」と言いますが、現在約16万のLandが販売されており既に売り切れとなっています。
このLand上でゲームを作って他のユーザーに遊んでもらったり、人に貸して家賃をもらったりと、現実の社会に近い活動をすることができます。
もちろん現実のような制約に縛られる必要なない世界ですのでその分好きなことができるのが大きな魅力です。
サンドボックスというジャンルで先行しているゲームとしては「Minecraft」というゲームがあります。
「Minecraft」は、販売実績やユーザー数においてThe SANDBOXをはるかにしのぐ規模となっており、さらに現在ブロックチェーンとの連携を進めています。
今後、後発であるTHE SANDBOXがどこまでMinecraftに迫ることができるか注目されています。
ゲームの他にもメタバースはビジネスでの会議に使う例もあります。
メタバースに全力をかけることを表明し、社名をMetaに変更した旧Facebook社は「Horizon Workrooms」というビジネス用のサービスをリリースしています。
「Horizon Workrooms」では、別々の場所にいる複数の参加者が仮想空間上でひとつの会議室に集まったような感覚を再現することができます。
さらに実際の会議のように、仮想空間に設けたホワイトボードに文字や図形を描いて共有する機能もあります。
既にオンライン会議ツールが一般化していますが、「Horizon Workrooms」ではオンライン会議よりも同じ空間にいるという一体感を感じることができると言われています。
将来的には、現在のオンライン会議もメタバースの世界に移行する可能性があるわけです。
実際の同僚の顔を見ないでアバターで会議を行うことで、良いアイディアが生まれるかもしれません。
イーサリアムとメタバースの関連性
先ほど事例としてもご紹介しましたが、現在のところメタバースの実用化例としてはゲーム業界が先行しています。
メタバースの中でゲームをより魅力的に展開するにはアイテムの購入や売買などが必要ですが、その時にブロックチェーンの技術が活かされています。
そしてメタバースにおいてブロックチェーンが活用されるとき、現状ではイーサリアムの基盤が活用されることが多くなっています。
そのため、たくさんの種類がある仮想通貨の中でも特にイーサリアムには注目が集まっています。
イーサリアムは、今後1つの産業として拡大することが見込まれるメタバースの分野で重要な役割を果たしているのです。
また、前の方で紹介した「DeFi」の取引も現在世界中で拡大しています。
DeFiは、ブロックチェーン技術を活用した分散型の金融システムのことですが、このDeFiもそのほとんどがイーサリアムの規格を利用して構築されています。
さらに、ブロックチェーンの技術を活用して他には存在しない「一点もの」であることを証明できる「NFT」も、そのほとんどがイーサリアムを基盤として成り立っています。
このようにイーサリアムは、世界を変えていく可能性を秘めたブロックチェーンの規格でもあるのです。
イーサリアムを買い増した話
私「とあるサラリーマン」は、youtubeやブログ等で有名な方々のような規模で資産運用をしているわけではありません。
そのためご覧いただいても「へぇー」という程度であることを前置きしつつ紹介すると、今回イーサリアムを2つ買い増しました。
金額にすると100万円くらいです。
イーサリアムの数量が「2」ということですが、そもそも「1イーサリアム」の値段は刻々と変わっています。
仮想通貨なので当然ですね、株価と同じです。
今回の購入時には「1イーサリアム」が約40万円でしたので、2つで約80万円ということです。
数か月前は1イーサリアムが20~30万円でしたので、この数か月の間にもざっくり2倍になっていました。
この購入額が大きいのか小さいのかはご覧いただく人によるかと思いますが、ここで紹介したような将来性を考えた時、現状では自分にとって妥当な分量と判断しました。
今後さらに安定していくようでしたら、現在株式で運用している資金を仮想通貨に移していく予定です。
ちなみにイーサリアムに限らず仮想通貨は、「1」という数量だけではなく、10でも100でも、反対に0,1でも0,01、0.001、、、と、好きな分量を設定して購入することが可能です。
例えば、
「1万円分だけビットコインを持っておきたい」
「3万円だけイーサリアムを持っておきたい」
など自分の予算に合わせて購入することが可能です。
仮に1万円だけビットコインを買う場合、その時の1ビットコインの価格がわかりやすく600万円だだと仮定すると、「0.0016」という数量を購入すれば(数百円のずれはあるかもしれませんが)1万円分ビットコインが購入できるわけです。
そして購入後に自分が保有しているのが「0.0016ビットコイン」というわけです。
もし仮想通貨に関心があって、これから口座を開設したいという場合は、まあ大手ならどこでも最低限の機能は揃っていますが、コインチェックがおすすめです。
何故なら先ほど紹介したNFTを慣れない人でも簡単に購入することができるからです。
コインチェックは業界で始めてNFTマーケットプレイス『Coincheck NFT(β版)』を2021年3月24日より開始しています。
『Coincheck NFT(β版)』 を使えば、先ほどご紹介した「The Sandbox」の土地(Land)もそのままここで購入することも可能です。
コインチェックは東証一部であるマネックスグループでもあるので安心です。
もしNFTの売買を体験したい、と思ったとき、おそらく現状で最も簡単かつ安全に購入することができるのがコインチェックです。
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私「とあるサラリーマン」もLandを購入するかかなり迷ったのですが、2021年10月現在で転売されているLandは最低でも50万円はするため、今のところ様子を見ています。
ちなみに2021年10月、すべて売り切れのため公式販売されているLandはありません。
今後、自分でもう少しThe Sandboxにも触れてみて、手ごたえがあればアイテムなど購入してみたいと考えています。(ゲームはあまり得意ではないので時間がかかっていますが)
というわけで今回は仮想通貨の中でも注目を浴びているイーサリアムについてご紹介しました。
仮想通貨は投機的な投資商品の枠を超えて、現実社会での拡大が進行しつつ段階となっています。
私たちサラリーマンにとっても、投資の面でも新技術に触れる面でも面白い分野ですので是非皆さんも触れてみてください。
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